チップ事情

こんにちは。

 

 

美沙です。

 

 

レストランスタッフが教えるチップの渡し方

欧米でも国によって違うチップの考え方

日本人には馴染みのない

チップについて

悩んでしまう方は多いと思います。

レストランで働いていた人の

経験をもとにチップについて

書きたいと思います。

 

 

ちなみにチップのない国は

オーストラリア、ニュージーランド

キューバ、中国、韓国、シンガポール

ベトナム、マレーシア、インドネシア

 

チップのある国は

アメリカ、カナダ、メキシコ、、ブラジル

ペルー、アルゼンチン、イギリス、フランス、

イタリア、スイス、ドイツ、ベルギー、トルコ

 

イギリス、フランスは客の自由

 

 

■タクシーで■

支払いの際、多く出して

“Please keep the change”

「おつりは取っておいてください」

 

 

おつりはいらない

(チップとして受け取ってください)、

という意味になります

 

■レストランで■

請求書を指して

“Does it include service charge?”

「サービス料金は含まれますか?」

含まれている場合、

さらにチップを残す必要はありません。

 

メニューの下部に

“Prices include 〇% service charge”

「サービス料金(全体の◯%)が含まれます」

 

 

この場合、請求書の金額には

サービス料金が含まれているので、

チップを残す必要はありません。

 

請求書に下記が書かれていたら、

チップが含まれています。

 

 

“Gratuities”又は”Gratuity fee”

「サービス料金」の別の言い方

 

 

イギリスでは一般的な

言い方ではありませんが、

知っておくと便利です。

 

 

 

基本的に

チップはあげてもあげなくても

お客さんの自由です。

 

 

サービスに満足しなければ

渡す必要はありませんし、

とても満足して沢山あげたければ

それで良いと思います。

 

 

レストランではテーブルに

サーバーが来る場所の時は払いますが、

自分でカウンターに

取りに行ったりする場所(パブ等)は、

 

 

チップは不要です。

 



テーブルで会計の時は、
現金なら、おつりの中から

10%をテーブルにおいて席を立ちます。

 


カード払いなら、

チップを入れた合計を計算して、

最終金額を機械に入力するように依頼します。

タクシーは支払いの時に、

細かいお金があれば、上乗せして払います。

 


もしくは、お札を渡した際に、

おつりの金額を指定します。。

 


金額が8ポンドだったら、

9ポンドの支払いと計算し、

10ポンド札を渡しながら、

1ポンドのおつりを請求したり等。

ホテルで荷物を運んでもらったら、

荷物と交換するようなタイミングで、

1-2ポンドを渡します。

 


男の人だったら、

「何となくポケットに入ってました、」

の様な感じで、さりげなく渡しましょう。

 


ガサゴソしなくていいように、

予め財布のチップの部分を

分けておくなどで対応でしょうか。

 

 

 

 

 

フランスのレストランでは

チップをまったく置かない人も珍しくなく、

常連のお客さんでもくれない人はいました。

 

 

逆にアメリカ人とロシア人の観光客は

チップをたくさんくれる傾向がありました。

カナダはほとんど強制的!

 

カナダの場合は

15%のチップを置く事が

ほとんど強制的になっていました。

チップを置かない客に

文句をいいにくる店もありました。

欧米でも国によってチップの習慣は違うんですね。

 

 

 

【チップの渡し方いろいろ】

食事が終わったら

"Excuse me, bill please."と言って

勘定書(Billビル)を 貰います。

 

 

そして代金に"service charge"(サービスチャージ)が

加算されているかを確認します。

 

service chargeが入っている場合

最近はBill(勘定書き)に10%から15%の

"service charge"(サービスチャージ)を加算して

請求するお店が増えました。

 

 

サービスチャージがはいっていれば

基本的にチップを置く必要はありません。

観光地などにある飲食店は

こうしているお店が多いです。

 

 

もちろんとても楽しく食事させてもらったなど

お礼の気持ちでチップを置いてもかまいません。

 

 

逆にもし納得のいくサービスを受けられず

サービスチャージを払いたくない時は 

その旨をウエイターに伝えたり

 

 

勘定書きの裏に理由を書いて

飲食代だけを払う事もできます。

 

 

サービスチャージはあくまで

サービスに対するお礼ですので

義務ではありません

 

service chargeが入っていなくて現金で払う時

 

ビルにサービスチャージが入っていない時は

10%から15%のチップをおきます。

大体の金額でいいです。

 

 

たとえば£28.5だった場合、

小銭がなければ30ポンド置いてもよいし、

あれば31~32ポンドくらい置けばよいです。

 

 

お釣りをそのままチップとして渡す場合は

"Keep the change"と言ってお店をでます。

 

 

チップ含めてをカードで払う場合

(サービスチャージが入っていない時

 

 

まずbillをもらってその金額に

チップを加算します。

 

例えば£28,5でチップを含めた£31を

 

払いたい時は カードで清算する前に

"Make it £31"(31ポンドにして下さい)と言って

チップを含めた金額に変えてもらって清算します。

 

 

食事代をカードで払いチップだけを現金で置く場合

(サ―ビスチャージが入っていない時)

 

チップを現金で置く場合は

額面通りをカードで払って

テーブルの上に現金でチップを置きます。

 

カードの明細にチップの金額を書き込む場合

(サービスチャージが入っていない時)

 

カードの明細に

チップの金額を書く方式もあります

 

 

店員さんに明細を貰うと

チップの金額を書き入れる欄が

あるので書き込んでから

合計金額を確認してサインをします。

 

 

分かりにくければ店員さんに

"Make it £total"と言って

書いてもらってもいいですが、

サインをする前に必ず金額を確認してください

 

 

チップは誰のもの?レストランの裏事情

 

チップはウエイターに渡っていない?

お客さんは自分の置いたチップは

レストランのserverが受け取っていると

思っていますが、オーナーの方針によって

チップの扱いが違います。

 

 

全部集めて皆で分ける店もありますが、

スタッフに分配しないで

店の売り上げにしてしまうレストランも

たくさんあります。

 

 

特にservice chargeを加算している店は

サーヴァー達に渡っていない場合が多いです。

 

 

格が上のレストランになると

サーヴァーも経験豊富なプロが多く

各テーブルごとに係りが決まっていて

全部のサービスをしてくれます。

 

 

そしてそのテーブルに置かれたチップは

全額彼らのものになります。

 

当然サービスの質も良くなるので

チップも高額になるかと思います。

プチフランス語講座

イギリスでは

"Waiter、Waitress”と言い方より

"Server"(サービスする人)という言い方が

使われる事が多いです。

 

 

ちなみにフランスでは

男の人は"Serveur"(サーヴァー)

または"Garçon"(ギャルソン)、

女の人は "Serveuse"(サーヴァーズ)と呼びます。