謝るときのフレーズ

こんにちは。

 

 

美紗です。

 

 


日本語では実に様々な場面で

「すみません」の表現が

使われています。

 

 

謝る、お礼を言う、依頼する、

声を掛ける、席を外す、軽く詫びる

真剣に謝る場面にも使われています。

 

 

 

日本語の「すみません

多種多様などんな場面状況にも

使えますが

 

 

英語では各場面・状況に応じた、

日本語の「すみません」のような

遠回しではない、より率直な言葉で

謝る必要があります。

 

 

これからご紹介する英語フレーズを

覚えておくと、会話は自然で

気持ちの伝わりやすいものになるでしょう。

 

 

英会話の上達のコツの1つは

「無意識に何気なく使っている日本語を

新らためて意識する」ことです。

 

 

これから、状況別に解説

していきます。

 

軽く謝る・詫びる場合

 

日本語で最も多い「すみません」

使われ方は、

軽い(さほど深刻でない)

お詫びの意思表示です。

 

 

これは「失礼します」と言い換えた方が

ぴったりする場合が多くあります。

 

 

☆ Excuse me.

失礼しました、ご容赦ください

 

"excuse "は(主に軽度の過ちについて

「非を免じてください」と述べる語です。

 

 

すれ違いざまに肩がぶつかったり、

人の目の前を横切ったり、

 

 

人込みをかき分けて

目的に向かって行くような

場面で用いられます。

 

 

「失礼します」「おっと失礼しました」

というような、深刻でない事柄について

お詫びするニュアンスです。

 

 

 

「許してください」というよりは

「ごめんなさい」のほうが

ぴったりかもしれません。

 

 

「遅くなってすみません」

というような場合には 

"Please excuse my lateness". のような

表現も使えます。

 

☆ Pardon me.

失礼します、失礼ですが

 

"pardon" "excuse "と同じく

「許す」「大目に見る」といった意味で、

軽く詫びる場面で用いられる表現です。

 

 

"Pardon me." "Ecuse me. "よりも

丁寧なニュアンスのある表現で、

見知らぬ人に紳士的・淑女的に

声を掛ける場合などにも使えます。

 

 

尻上がりの調子で"Pardon ?"の様に尋ねると

「失礼ですが(もう一度仰っていただけますか?)」

という意味合いの表現になります。

 

 

ですのでお詫びの意味で

使う場合には文末を下げて

発音します。

 

☆ I beg your pardon.

申し訳ありません、恐れ入ります

 

"I beg your pardon." は 

さらに丁寧に述べる表現として使えます。

 

 

改まった場面やかしこまった場面に

ふさわしい表現といえます。

 

☆ My bad.

ごめんよ

 

"My bad. "は俗な表現(スラング)で、

「あ、悪い」くらいの軽度の詫び文句として

使われる言い方です。

 

 

気さくな相手に、深刻でない

軽いうっかりを謝る程度に使われます。

 

ちゃんと謝る、心から詫びる意味で使える表現

☆ I’m sorry

ごめんなさい、申し訳ありません

"I’m sorry "を文字通り訳するなら

「残念に思っております」です。

 

 

私は申し訳ない気持ちでおります」

と表明することで、

お詫びの気持ちを

伝える言い方です。

 

 

"sorry" はそれほど深刻でないニュアンスの

詫び文句としても使えます。

 

 

誤りを指摘されて「あら、すみません」

述べる場面で "Oh, sorry."と言ったりします。

 

 

"sorry" は自分の非を詫びる意味合いだけでなく、

相手の悲痛な心境に同情して

"Sorry to hear that"「それはお気の毒に」

 

 

自分も残念な気持ちになる=「気の毒に思う

という意味合いでも用いられます。

 

 

 

この点でも"sorry"「ごめんなさい」のような

短絡的な言い方だけではなく

 

 

「本当にすみません」くらいに

心を込める場合には "very" を含めて

 

 

 "I’m so sorry. "や 

" I’m very sorry. " と表現できます。

 


さらに誠心誠意を込めるなら

 "I’m truly sorry. "や 

 "I’m terribly sorry."  と言ってもよいでしょう。

 

 

☆ I apologize for ~

お詫び申し上げます

 

直接的に「お詫び申し上げます」と

述べることで、はっきりと謝意を

表明する言い方です。

 

 

"I apologize for causing your concern."
 「ご心配をおかけしてどうもすみません。」

 

"I apologize for taking your time."
 「お時間をいただいたきすみません。」

 

 

I apologize ~の表現は

定型フレーズでもありますが

普通の平叙文でもあり、

 

 

さまざまな語句を挿入して

ニュアンスを追加できます。

 

   "I must apologize  ~"お詫び申し上げなくてはなりません。」

          "I must apoloziz for being late for the meeting"

.     「その会議に遅れお詫び申し上げなくてはなりません。」

 

☆   "I sincerely apologize ~"心からお詫び申し上げます。」

     "I sincerely apologiz that I neglected my attention."

     「注意を怠り心からお詫び申し上げます。」

 

☆   "I must apologize to you for ~"

     あなたに~を謝らなくてはなりません」

 

         "I must apologize to you for losing your key."

     「あなたの鍵を無くし謝らなくてはなりません。」

 

 ☆   "I owe you a thousand apologies." 

     「本当に申し訳ありません!」
     平謝りに謝る場合の表現です。

 

 

 

感謝を示す場面で使える表現

日本語の「すみません」は、

相手の好意や厚遇に対して

恐縮し感謝している時にも

使います。

 

 

「ありがとうございます」と

言い換えても何ら不自然ではない場面で

「どうもすみません」と言うような状況が

意外とあるものです。

 

 

英語では感謝は率直に

感謝の言葉として伝えます。

ここは日本語と英語の考え方の違いが

ハッキリ現れる部分といえるでしょう。

 

 

Thank you for…

ありがとうございます

 

たとえば、日本語なら

「わざわざ来て頂いてすみません」

とでも表現できる場面では、

 

 

英語なら「はるばるお越し頂いて

ありがとうございます」のように

表現する言い方が標準的です

”Thank you for visiting."
 「来てくれてありがとう。」

 

 

とっさに「すみません」と言ってしまいそうな

場面に出くわしたら、

英語なら "Thanks !" (ありがとう!)

と言うべき場面ではないかと

疑ってみましょう。

 

 

厚意を受けた際に

英語のお詫びのフレーズを返すと、

あらぬ誤解の元になります。

 

 

相手が意図を察してくれることも

あるかもしれませんが。

 

 

いずれにしても、適切な場面で

適切な感謝のフレーズを使うと

お互いを明るい気持ちに

してくれるはずです。

 

お店で声を掛ける場合に使える表現

Excuse me.

「ちょっとすみません。」

"Excuse me."は相手の注意をひき、

足を止めてもらう場面でよく使われます。

 

 

街頭で声を掛けるような場合にも

使えますが、レストランで

ウエイターを呼ぶ場面などでも使えます。

 

Hello?

ごめんください。

お店で店員さんが見当たらない場合に

「すみませ~ん」と呼ぶような状況は、

英語では「こんにちは~」のように

挨拶して反応をうかがう言い方が一般的です。

しかるべき場面でしかるべき表現を

日本人は何事においても

「すみません」を口にする傾向があります。

 

 

それは「和」を尊重する、

事を荒立てないように計らう

日本的な美徳でもあります。

 

 

言い換えれば、

日本文化に根ざした考え方であり、

 

 

西欧文化とはまた違った

異質の文化の感性の表れと

考えていいでしょう。

 

 

日本語的な感覚で

「すみません」に対応する

表現のつもりで、

 

 

社交辞令的なニュアンスで)

"I’m sorry. "を多用していると、

もしかすると「いざこざで自分の非を

認めたことになって

 

 

立場を危うくする」ような状況も

生じるかもしれません。

 

 

例えば、外国で交通事故にあったとします。

もしあなたが先に "I'm sorry."

言ってしまうと

 

「自分が悪かった」」と

認めたことになり、

 

 

自己責任100%になり

示談交渉で不利になってしまいます。

 

 

とはいえ、英語文化の中でも

《謝罪は禁物》ということでは決してありません。

 

 

謝るべき場面では

きちんとお詫びの気持ちを

表明することが大切です。

 

 

大切な事は英語表現の意味を

正しく理解し正しい場面で

用いることです。

 

 

 

今日のフレーズを覚えて

あなたの人間関係をより良く

深い物にしていってください。

 

 

今日の記事があなたの

お役に立てたら幸いです。